「神経の活性剤を埋め込むには、視覚よりも聴覚を利用した方が簡単だ。医学の世界では、書き言葉を理解するほうが、話し言葉よりも29パーセント余慶に時間がかかるといわれている。・・・
目は見たものを覚えるという動きでは、あてにならない。警察の捜査活動で最も混乱して困るのは、同一の事件に関する複数の目撃者の証言が一致しないことがよくある、ということだ。ただし、人が口にした佐護のひとことだけは、たとえそれを真剣にきいていなかったとしても、思い出せるものだ。・・・
目から入った情報は脳の画像を記憶する領域に入り、一秒以内に消滅する。耳から入った情報は、音の記憶領域に入り、それが消滅するまでにはほぼ5秒かかる。・・・
嫌でも目に入る仕掛けを、単なる見やすさや、あるいは「交通量」と混同しないでほしい。嫌でも目に入るということは、景色から抜け出したランドマークになれる特性のことだ。」
ロイ・H・ウィリアムズ、広告の天才たちが気づいている51の法則
業界の人であれば、そんなの当たり前、という知識が沢山ある。でも、別の業界の人間から見ると、ひざをたたいて、そうか!というような知識が沢山ある。たとえば、上記などは広告業界の人たちにとっては読んでも新しい情報のない本かもしれない。私にとっては自分の場作りで使える凄く新鮮な情報だらけだった。視覚と聴覚を場作りに取り込むこと。今まで視覚が情報源の8割だから、なんていい続けて来た私にとって、聴覚をいかに使って情報を発信するか、という新しいチャレンジを与えてくれた。
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