東急建築社で行っている無線LANに関するコンサルティングのお話を聞いて、面白い角度からお仕事をされていると思ったので、早速思いついた数人の方々に声をかけて、その方たちとセミナー・ディスカッションを行いました。
8月4日にスチールケースワークライフショールームに東急建設社を含め8社から15名集まりました。メンバーは経営コンサルティング、ウェブ戦略、IT部、総合ソリューション販売、経営システム、総務、ファシリティ・マネージャ、商品デザインなど、異なる業界の異なる分野の方たち。当日の目標は、無線LANに関するお話を聞いて、自分の立場からであれば、どのようにビジネスを発展させるか?という案を出すこと。それらについてお互いに学ぶとしました。
まずは東急建設さんから現在亜細亜大学にて、無線LANをキャンパスでどのように設置すれば良いのか、どの位の数を設置すればよいのか、そうすることによってどの範囲まで効果が出るのか、など実践のお話があり、その後はなんでもありの質問、コメント、ディスカッションを実行。
参加メンバーのほとんどが、自分の立場から異なるところの意見を聞くことから刺激をうけたようで、良かったと思います。特に興味深かったのは、ディスカッションから得た下記の考えでした:
ー 現在の主なオフィス環境では無線LANの意味がない。社員一人一人が自分の席で仕事が完結してしまうからだ。自宅で暮らすような感覚で、仕事によって場所を変えて作業をするというスタイルにならない限り、オフィスでは無線LANは必要ないだろう。でも、仕事によって場所を変えて作業をするというスタイルがコミュニケーション、コラボレーション観点からは望ましい。
ー 現時点では、無線LANのセキュリティーは確保されていない。
ー そもそも何故大学で無線LANがこんなに大切なのか?学生の授業の受け方が激変しているから。
ー 学生の授業の受け方: 授業中には皆ラップトップにカチャカチャ打ち込んでいる。熱心に授業を受けているように見えても、ほとんどはIMでチャットしている。でも、馬鹿話と同時にまじめな勉強のディスカッションも起こる。また、今の授業の内容についてクラスの外にいる生徒と他の先生や、科目の比較をしていたりしている。ようするに真面目な勉強と遊びが同時進行している。
ー このような人種がもう既に数年間の間労働者として社会に出てき始めている。
ー 働き方、価値観がまったく違った世代のギャップにどう対応するのか。
ー テレワーカーという働き方が10年程前に注目されていたが、今後はテレワーカーやモバイルワーカーが増える一方だろう。
私たちは、ライフスタイル、ワークスタイルという言葉をよく耳にするようになっていて、各業界でも自分の観点からそれを捕らえて対応していようとしているが、総合的な観点を理解した上で、人の行動に何が起こっているか踏まえた上でどのような提案をするのかが不可欠で、このような異業種でひとつの共通トピックについて話し合う機会が益々必要になってくるとお互い感じた集まりでした。
私以外の参加者は、初対面の人たちの方が多かったのですが、その後それぞれお話を続けて行ってくれていれば嬉しいですね。
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