職人学を読み、色々と考えていたらふと現在の中国の状況の事が頭に浮かんだ。
世界の工場としての中国の注目のされかたは半端ではない。でも職人の技能がモノ創りの基礎であれば、高品質の商品は良い職人のいる場所で無い限りできないのではないだろうか。日本の職人が海外に技術指導者として出て行っているという話は以前どこかで読んだ。それが海外に根付くのだろうか?文化的、国民性はどれだけ結果を左右させるのか?大量生産で出す商品って、今騒がれているほど世の中あるのだろうか?
何年か前にBasukeさんから聞いた国民性を物語るジョークが気に入って、今でもよく使っているのがある。飛行機の非常口に客に座ってもらうために、どの国の人かによって話し方を変える。アメリカ人には、ヒーローになりたくありませんか?と言う。ドイツ人には、規則ですから、と言う。日本人には、皆さんやってらっしゃいますから、と言う。
何百年経っても国民性というのは中々変わるものではない。だから、職人的気質の人口が比較的多い日本では、世界に向けてそれに合ったビジネス展開というのが、働く側も、利益を上げたい側もハッピーなのだろう。
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