英語で感性的にエントリーしましたが、日本語でローカルの友人向けにもう一度。でも人の社会的行動ばかり気になる私は、あまりソーシャルネットワークの全体論について書けないので、それを考慮して読んで頂きたい。
セミナー主催者であり、ファシリテーターである神田さんの赤いベルサーチの裏地とリープHDの張地が同じヒョウ柄だったのが、個人的に楽しかった。スチールケース・ワーキング・ショールームに集まった方々は、この間Blogセミナーに集まった方々と雰囲気が全然違ったので、これまた面白かった。松永真理氏の「Iモード事件」にあった場面を思い出した。松永氏主催の集まりで、ギョーカイ友人達が、松永氏のビジネス同僚について「あの人っていかにもMBAって感じよねぇ」とコメントした。昨夜KNN Nightに集まった方々は、典型的な日本人のビジネス・パーソンという形ではなかったけれど、若手からベテランまで何となくMBAっぽい雰囲気を持っている人たちが多かった。まあ、「・・・ビジネスになるか?」という新規開拓金儲けの可能性の話を聞く集いなのだから、それは当たり前なのだけれど、会場が黒を着ている人たちで埋まって来た時、思わず「わぁー、黒い!」と声に出してしまった。でもそのスマートな黒をまとっているMBAヤローの方々が、日本でタタミでない床に座ってセミナーを受ける姿はかっこよかった。
大雑把すぎるかもしれないけれど、Blogセミナーに集まったタイプの人たちが新しい何かを作っていき、ビジネス・セミナーに集まったタイプの人たちが大きな枠を用意し、システムにしていく。システムにするに当たり、やはりどこかで大本である道徳的な部分に当たる。このシステムは何に貢献するのか?国として、人としての社会的効果は何なのか?宗教があるエリアではそれが礎石となる。日本は何が礎石なのだろうか?
もう一つ今回のセミナーに参加して気がついたのは、こんなに沢山の人たちが回りにいる東京のど真ん中で働いているのに、偶然の出会いは13年前に3回あっただけだ。でもあれはアメリカから戻ってきて一年以内だった。その後、自分から話しかけた事はないと思う。そして話しかけられても極力最低限の解答をしてきた。飛行機の長旅では沢山の出会いを今でも続けている。ウェブ上のソーシャルネットワークで、ただでさえ一日長時間お尻に負担をかけているのに更に長く座ったまま、脳の刺激だけで終わってしまう事が圧倒的に多い時間を費やしたくないと思っていた。でもそうだったら、もっと周りの人に話しかけてみようかなという気になった。ウェブ上のネットワークであれば、繋がりを切る事が簡単だ。フェイス・ツー・フェイスの場合そうはいかない。でも充実感は全然違う。私にとってはどちらが良いか。怖くはないからフェイス・ツー・フェイスでやってみよう。
全くワークプレイス・ファシリテーターが考えることって・・・。こんなこと意外思いつかないのだろうか?あれだけ面白いセミナーだったのに。我ながら自分に呆れている。
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