今朝子供達を外に連れ出すためにマクドナルドに朝食に行くことにしました。
朝自転車で川原を走り、マックでちょっと朝ごはん。
マックでの朝ごはんは、長男が2歳ぐらいの頃から行っているから、
かれこれ子供達をつれて13年間通っている。この頃あまり行って
いなかったけれど、平均月一としても156回ハッシュドポテトを食べてきた
ことになります。子供達と一緒に家から出るきっかけだし、子供は楽しめるし、
ということ。でも、今朝マックにはもう朝ごはんには行くまいと思った。
あの床がべとべとしているちょっと汚めの場所で、チープなコマーシャルを
聞きながら油ギトギトの食事をせかされたような雰囲気で食べる。
子供には、長くて一日ぐらいしか遊ばないごみにするためのような迷惑な
玩具がセットで用意されている。
どう考えても人間の心身健康にも、環境にも良くない。
そこにルーティンで通い続けている自分に気が付いて、もうこんな形では
二度とマックに行くまいと思いました。今はスタバの時代。体に良くない
食べ物には変わらないかもしれないけれど、心には良い。ゆっくりと考えたり、
会話をしたりする場。仕事もできる場。
マックは1970年から1990年ぐらいまでの日本の時代に合っていたのだと思う。
モノ中心。消費、スピード、金儲けのために人が人に動かされていた時代。
今の時代は何を意味しているのか?Tom Petersによると、15年前は価格。
今は品質。将来はデザインの時代となるという。それらの要素を全て
持っているものが本物だといわれるのではないか。人間の性質からいうと、
金儲け、政治力はいつまでも残るけれど、人に対して、何かに対しての
一生懸命が生活とつながる形で報われやすい時代になってきているような
気がします。それがネット時代の現在なのかな。
本物とは何か。ブランド力と騒がれていても、結局本物を表すブランド
だけが価値がある。新しい価値の社会、ドラッカーを含む経済の預言者達が
呼ぶthe next society。今までトップを走ってきた大企業はみなこの価値の
変化についていけていない。マクドナルドも、そんな大企業のただの一例
なのでしょう。根底にある、何のための会社なのかと問われたとき、
人のためという答えでなければ、その会社に残された時間は短いに違いない。
人のために何をするのか?マックは私の家族のために何をしてくれているのか?
今朝食べたパンケーキとハッシュドポテトは確かに品質は良かった。
価格も高くはなかった。でも、それを食べる場の雰囲気は、くつろぎを
求める私たち家族が喜ぶデザインではなかった。子供を連れて行き始める
17年前から私はマックに通っているけれど、その頃からマックのインテリアの
雰囲気は変わっていない。30年間同じコンセプト!
マクドナルドにとって、危機であり、素晴らしい可能性であると思う。
私たちのような思いを持っている人達のために革新が起これば、また
私たち一家はマックで朝食をとることになるでしょう。
ぼくはそれほどマックに行くわけではないですが、たまに買いに行ってもテイクアウトして、外で食べますね。大きな要素は急いでいるときにしかマックで買わないから、なんですが、店内より外の方が落ち着くから、という理由もあるような気がします。今まで深く考えたことがなかったのですが、今日マックの前を通るときに、もう少し深く考えてみることにします。
投稿情報: nob seki | 3 月 25, 2003 11:35 午前
sekiさん、コメント有難うございます。blogのデザイン変えましたね。新しいのかっこいいです!
月曜日にIDEOに行く際に、六本木の改装中のマックの前を通りかけました。そりゃ色は今風かもしれないけど、お?イケてる!という感じじゃなかった。残念です・・・。
投稿情報: suda | 3 月 26, 2003 12:24 午前
僕もマックの店内で食事をすることは絶えてありませんでした。 マックはどうしても時間の無い時に「餌・エネルギー源」としてテイクアウトし、腹を満たすという目的だけの為に使ってます。 家族でマクドナルドは、僕の居る時は禁止令が出ています。 子供が時々行きたい、と頼んで、家内や祖父母が稀に連れて行くこともあるようですが・・・
投稿情報: 島崎丈太 | 4 月 21, 2004 08:23 午前
島崎さん、コメント有難うございます。実は私はマックの食べ物は好きなんです。子供の頃からの刷り込みかな。ただ、今は店内の雰囲気が嫌なんですよね。あのキーキーしたビデオ放映が無くて、店内がもっと清潔だったらちょっと食べてから仕事するかも。
投稿情報: Fujiko Suda | 4 月 21, 2004 11:43 午後